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概要:米国株式市場はダウ工業株30種とS&P総合500種が終値ベースの最高値を更新した。米インフレ率の伸びがピークを付けたことを示唆する経済指標を受けた。一方、大規模なインフラ法案が可決されたことで、経済成長に関連するセクターが買われた。
[ニューヨーク 11日 ロイター] - 米国株式市場はダウ工業株30種とS&P総合500種が終値ベースの最高値を更新した。米インフレ率の伸びがピークを付けたことを示唆する経済指標を受けた。一方、大規模なインフラ法案が可決されたことで、経済成長に関連するセクターが買われた。
8月11日、米国株式市場はダウ工業株30種とS&P総合500種が終値ベースの最高値を更新した。米インフレ率の伸びがピークを付けたことを示唆する経済指標を受けた。一方、大規模なインフラ法案が可決されたことで、経済成長に関連するセクターが買われた。ニューヨーク証券取引所で撮影(2021年 ロイター/Andrew Kelly)
この日発表された7月の消費者物価指数(CPI)は前月比では0.5%上昇と、6月の0.9%上昇から伸びが大幅に鈍化し、インフレ高進の可能性を巡る懸念が緩和した。
みずほ証券の米国チーフエコノミスト、スティーブン・リキウト氏は「米連邦準備理事会(FRB)はテーパリング(量的緩和の縮小)や利上げなどに言及してきたことから、この数字に少し困惑するだろう。ただ、確かにインフレがコントロール不能であることは示していない」と語った。
投資家は、物価の継続的な上昇によりFRBが超緩和的な政策を予想よりも早く縮小し始める可能性への懸念から、ここ数カ月インフレ圧力を注視してきた。
カンザスシティー地区連銀のジョージ総裁は11日、米経済は堅調なペースで成長しており、金融政策を通した景気支援を縮小し始める時期に差し掛かっていることが示唆されているとの認識を示した。
また、ダラス地区連銀のカプラン総裁は同日、米経済が自身の予想通りとなれば、FRBは9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で10月からテーパリングに着手することを発表すべきと述べた。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 35484.97 +220.30 +0.62 35300.89 35501.16 35300.89
前営業日終値 35264.67
ナスダック総合 14765.14 -22.95 -0.16 14834.38 14842.50 14692.41
前営業日終値 14788.09
S&P総合500種 4447.70 +10.95 +0.25 4442.18 4449.44 4436.42
前営業日終値 4436.75
ダウ輸送株20種 14867.42 +265.67 +1.82
ダウ公共株15種 931.52 +6.10 +0.66
フィラデルフィア半導体 3350.93 -7.94 -0.24
VIX指数 16.06 -0.73 -4.35
S&P一般消費財 1447.53 +1.77 +0.12
S&P素材 542.96 +7.61 +1.42
S&P工業 891.88 +11.46 +1.30
S&P主要消費財 744.49 +2.30 +0.31
S&P金融 644.21 +7.42 +1.17
S&P不動産 289.10 +1.43 +0.50
S&Pエネルギー 377.82 +2.82 +0.75
S&Pヘルスケア 1536.02 -15.04 -0.97
S&P通信サービス 275.75 +0.07 +0.03
S&P情報技術 2690.18 +0.68 +0.03
S&P公益事業 345.84 +3.15 +0.92
NYSE出来高 7.81億株
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 28245 + 175 大阪比
シカゴ日経先物9月限 円建て 28230 + 160 大阪比
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