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概要:米国時間の原油先物は続伸。序盤は下げたが、バイデン米政権が国内生産者に増産を呼び掛けてはいないと明らかにしたのを受け、上昇に転じた。
8月11日、米国時間の原油先物は続伸。序盤は下げたが、バイデン米政権が国内生産者に増産を呼び掛けてはいないと明らかにしたのを受け、上昇に転じた。写真は2020年4月、米オクラホマ州クッシングで撮影(2021年 ロイター/Drone Base)
[ニューヨーク 11日 ロイター] - 米国時間の原油先物は続伸。序盤は下げたが、バイデン米政権が国内生産者に増産を呼び掛けてはいないと明らかにしたのを受け、上昇に転じた。
米エネルギー情報局(EIA)の週間統計で国内の原油供給量が前週に減少したと示されたことも相場を支えた。
清算値は、北海ブレント原油先物が0.81ドル(1.15%)高の1バレル=71.44ドル。一時は69.07ドルまで下げた。
米WTI原油先物は0.96ドル(1.41%)高の69.25ドル。
バイデン政権が石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」に増産するよう求めたとホワイトハウスが発表し、原油先物は序盤に下落。
ただ、その後にホワイトハウスが、OPECプラスへの働き掛けは長期的な取り組みを意図したもので、即時の対応を求めているわけでは必ずしもないと表明。原油先物は下げ幅を戻し、上昇に転じた。
シカゴのプライス・フューチャーズ・グループのシニアアナリスト、フィル・フリン氏は、バイデン政権が国内生産者に増産を呼び掛けてはいないと明らかにしたため、相場は切り返したと説明した。
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