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概要:米国株式市場は値動きの荒い展開となる中、S&P総合500種が小反発して取引を終えた。ハイテク株が上昇し、シクリカル(景気循環)銘柄の下げを相殺した。投資家は景気回復の兆しを見極め、米連邦準備理事会(FRB)の緩和策の縮小時期を探ろうとしている。
[19日 ロイター] - 米国株式市場は値動きの荒い展開となる中、S&P総合500種が小反発して取引を終えた。ハイテク株が上昇し、シクリカル(景気循環)銘柄の下げを相殺した。投資家は景気回復の兆しを見極め、米連邦準備理事会(FRB)の緩和策の縮小時期を探ろうとしている。
8月19日、米国株式市場は値動きの荒い展開となる中、S&P総合500種が小反発して取引を終えた。ニューヨーク証券取引所で5日撮影(2021年 ロイター/Andrew Kelly)
ハイテク株はナスダック総合の上げも支援した。一方、エネルギー、素材といった景気動向に敏感なセクターがとりわけ軟調となった。
この日発表された週間の新規失業保険申請件数は34万8000件と、前週から2万9000件改善し、2020年3月中旬以来1年5カ月ぶりの低水準を記録。改善は4週連続で、引き続き力強い雇用の伸びが示された。
米株市場は前日、連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受けて下落していた。議事要旨では、量的緩和策を縮小する際の雇用面での条件が年内にも達成される可能性が示された。
キングスビュー・インベストメント・マネジメントのポートフォリオマネジャー、ポール・ノルテ氏は「投資家は世界経済の成長見通しと、FRBがどの程度積極的にテーパリング(量的緩和の縮小)を行うかという課題に直面している」と述べた。
S&P500は大幅に下落して始まった後、下げ幅を縮小し、日中はマイナス圏とプラス圏を行き来する展開だった。
BNYメロン・ウェルス・マネジメントの投資戦略ディレクター、ジェフ・モーティマー氏は「様子見姿勢を取っていた投資家が市場の下落局面に資金を投入した。こうした動きは過去6─12カ月にわたって見られている」と指摘した。
S&P主要セクターでは情報技術が1%高と上げが目立った。半導体大手エヌビディアが4%上昇し、指数を押し上げた。同社は18日夜、市場予想を上回る第3・四半期の売上高見通しを示した。需要増加の恩恵を受けると見込んでいる。
一般的にディフェンシブセクターとされる主要消費財と不動産はともに約0.9%上昇した。
金融と工業はともに約0.8%安だった。
個別銘柄では通年の売上高見通しを引き上げた百貨店メーシーズとコールズがそれぞれ19.6%、7.3%値上がりした。
緩和的な金融政策に加え、第2・四半期の好調な企業決算や米景気回復が株式市場の地合いを支援し、S&P500は新型コロナウイルス危機の初期の2020年3月に付けた安値から約100%上昇している。
しかし、市場がこれまで季節的に軟調となってきた時期に入っていることや、S&P500が今年に入り5%の下げをまだ経験していないことから、投資家は株価が大幅に下落する可能性があるとみている。
FRBの次のステップを探る上で、市場の焦点はワイオミング州ジャクソンホールで来週開かれる年次経済シンポジウム(ジャクソンホール会合)に移っている。
モーティマー氏は、引き続きインフレが鍵になると指摘。「それが一時的なものなのか、永続的なものなのか、完全雇用の責務を達成するためにFRBが容認する数字は何なのかだ」と語った。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を2.59対1の比率で上回った。ナスダックでは2.43対1で値下がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は約103億株。直近20営業日の平均は93億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 34894.12 -66.57 -0.19 34874.67 34997.81 34690.25
前営業日終値 34960.69
ナスダック総合 14541.79 +15.87 +0.11 14423.16 14610.76 14423.16
前営業日終値 14525.91
S&P総合500種 4405.80 +5.53 +0.13 4382.44 4418.61 4367.73
前営業日終値 4400.27
ダウ輸送株20種 14520.14 -184.12 -1.25
ダウ公共株15種 940.96 +3.79 +0.40
フィラデルフィア半導体 3235.87 +27.04 +0.84
VIX指数 21.67 +0.10 +0.46
S&P一般消費財 1399.31 -8.77 -0.62
S&P素材 522.22 -4.92 -0.93
S&P工業 864.22 -6.70 -0.77
S&P主要消費財 751.74 +6.36 +0.85
S&P金融 621.73 -4.77 -0.76
S&P不動産 292.35 +2.68 +0.92
S&Pエネルギー 342.99 -9.35 -2.65
S&Pヘルスケア 1576.66 +7.64 +0.49
S&P通信サービス 273.70 +0.35 +0.13
S&P情報技術 2697.52 +26.38 +0.99
S&P公益事業 349.79 +1.34 +0.38
NYSE出来高 9.72億株
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 27265 + 55 大阪比
シカゴ日経先物9月限 円建て 27250 + 40 大阪比
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