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概要:国債利払いや返済に充てる国債費の2022年度概算要求額が初めて30兆円を超えることが25日、分かった。財務省が近く予算要求する。新型コロナ対策に伴う費用負担がかさみ、要求段階での増額は4年連続となる。複数の政府筋が明らかにした。
8月25日、国債利払いや返済に充てる国債費の2022年度概算要求額が初めて30兆円を超えることが25日、分かった。写真は都内で2011年8月撮影(2021年 ロイター/Yuriko Nakao)
[東京 25日 ロイター] - 国債利払いや返済に充てる国債費の2022年度概算要求額が初めて30兆円を超えることが25日、分かった。財務省が近く予算要求する。新型コロナ対策に伴う費用負担がかさみ、要求段階での増額は4年連続となる。複数の政府筋が明らかにした。
国債費の22年度要求額は30兆2362億円で、21年度当初予算に比べて27.3%(6兆4778億円)増える。このうち利払い費が8兆7176億円、債務償還費は21兆4966億円となる。
国債償還や補正予算の財源に充てられる剰余金は20年度決算で4兆5363億円となった。22年度予算要求では、剰余金のほぼ全額となる4兆5347億円を償還に充てるよう求める。
国債費を含む財務省全体の要求額は32兆0396億円とする方針だ。全体の要求額としても21年度当初予算に比べて25.5%(6兆5148億円)増える。
国際協力機構(JICA)への出資金などの経済協力費に加え、デジタル通貨発行を検討するために本省職員を拡充する予算を計上する。
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