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概要:日銀が26日公表した7月の企業向けサービス価格指数は前年比1.1%上昇となり、5カ月連続で上昇した。新型コロナウイルスの感染拡大で落ち込んだ前年の反動で、「広告」が指数を押し上げる構図が続いているものの、伸び率は前月の1.3%から縮小した。
銀が8月26日公表した7月の企業向けサービス価格指数は前年比1.1%上昇、前月比0.2%上昇となった。都内で1月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 26日 ロイター] - 日銀が26日公表した7月の企業向けサービス価格指数は前年比1.1%上昇となり、5カ月連続で上昇した。新型コロナウイルスの感染拡大で落ち込んだ前年の反動で、「広告」が指数を押し上げる構図が続いているものの、伸び率は前月の1.3%から縮小した。
「広告」は前月の13.3%上昇から9.2%上昇に伸び率が縮小。テレビ広告は18.1%上昇となり、前月の33.7%上昇を大きく下回った。東京五輪開催に伴い、五輪中継の裏番組の低視聴率を予想した企業の出稿意欲が鈍った。
一方、「諸サービス」は前月の0.4%上昇から0.8%上昇に伸び率を拡大。指数を0.29%ポイント押し上げた。宿泊サービスは10.8%上昇で2015年10月以来の高い伸び。五輪関係者の需要が高まった。もっとも、新型コロナウイルスの感染拡大で需要が低迷する中、指数は79.0で引き続き低水準。日銀の担当者によると、一時的な需要増にとどまるとの声が出ているという。
146品目中、上昇は79品目、下落は37品目だった。
(和田崇彦)
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