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概要:ニューヨーク外為市場では、新型コロナウイルス感染再拡大にもかかわらず米連邦準備理事会(FRB)が年内にテーパリング(量的緩和の縮小)に着手するとの観測を背景に、ドル指数が2週間ぶりの高値を付けた。
[ニューヨーク 13日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、新型コロナウイルス感染再拡大にもかかわらず米連邦準備理事会(FRB)が年内にテーパリング(量的緩和の縮小)に着手するとの観測を背景に、ドル指数が2週間ぶりの高値を付けた。
ニューヨーク外為市場では、新型コロナウイルス感染再拡大にもかかわらず米連邦準備理事会(FRB)が年内にテーパリング(量的緩和の縮小)に着手するとの観測を背景に、ドル指数が2週間ぶりの高値を付けた。2011年1月撮影(2021年 ロイター/Kacper Pempel)
主要6通貨に対するドル指数は一時92.887と、8月27日以来の水準に上昇。ただ午後に入り上げ幅を縮小し、終盤の取引では小幅高の92.664。
ウェルズ・ファーゴ証券(ニューヨーク)のマクロストラテジスト、エリック・ネルソン氏は、テーパリングを巡る思惑がドルの押し上げ要因になっていると指摘。「FRB当局者の発言から、FRBはテーパリング開始と利上げとの関連性を切り離そうとしていることが分かる。ただ市場では、テーパリングのスケジュールは利上げのタイミングに密接に関連していると見なされている」と述べた。
連邦公開市場委員会(FOMC)を来週に控え、今週は14日の消費者物価(CPI)統計などの経済指標が注目されている。
デイリーFX・ドットコムのシニアアナリスト、クリストファー・ベッキオ氏は「CPI統計が好調なら、FRBに対する政策正常化への圧力が高まる」と述べた。
ユーロは一時1.1770ドルと、約2週間ぶりの安値を更新。終盤の取引では0.1%安の1.1801ドル。欧州中央銀行(ECB)は9日の理事会で、新型コロナ対応の債券買い入れプログラムの買い入れ規模縮小を決定し、緊急措置の解除に向けた一歩を踏み出した。
ドルは対円で0.1%高の110円、対スイスフランで0.5%高の0.9228フラン。
暗号資産(仮想通貨)では、ライトコインが一時27.4%上昇した後、下落した。米小売り大手ウォルマートがライトコインの利用を認めるとのプレスリリースが発表されたことを受け急伸したが、その後ウォルマートは同リリースは捏造だと表明。コインゲッコーによると、ライトコインは終盤の取引で2.6%安の180.78ドル。
ビットコインは2.8%安の4万4762ドル。
ドル/円 NY午後4時 110.00/110.03
始値 110.11
高値 110.12
安値 109.91
ユーロ/ドル NY午後4時 1.1807/1.1808
始値 1.1774
高値 1.1817
安値 1.1771
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