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概要:米商務省が29日発表した9月の個人消費支出は前月比0.6%増と、市場予想の0.5%増を上回った。8月の消費支出も当初発表の0.8%増から1.0%増に上方改定され、消費支出が底堅く推移していることが示された。しかし、世界的な供給制約を背景に自動車などの商品が不足し、物価押し上げにつながっている。
米商務省が29日発表した9月の個人消費支出は前月比0.6%増と、市場予想の0.5%増を上回った。写真は2020年4月撮影(2021年 ロイター/Stefan Jeremiah)
[ワシントン 29日 ロイター] - 米商務省が29日発表した9月の個人消費支出は前月比0.6%増と、市場予想の0.5%増を上回った。8月の消費支出も当初発表の0.8%増から1.0%増に上方改定され、消費支出が底堅く推移していることが示された。しかし、世界的な供給制約を背景に自動車などの商品が不足し、物価押し上げにつながっている。
個人消費支出(PCE)価格指数は前月比0.3%、前年同期比4.4%上昇した。
変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアPCE指数は前月比0.2%上昇し、8月の0.3%上昇から伸びは鈍化。前年同月比では前月から横ばいの3.6%上昇だった。
米商務省が28日発表した第3・四半期の実質国内総生産(GDP)統計でも、米経済活動の3分の2以上を占める個人消費が1.6%増と、前四半期の12%から減速したほか、耐久消費財への支出は26.2%減少した。
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