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概要:郵船 (T:9101):9700円(+470円)大幅反発。 前日は前引け後の第3四半期決算発表後に乱高下の動きとなったが、地合いが落ち着いた本日は買い優勢の展開になっている。 通期経常利益は従来予想の
郵船 (T:9101):9700円(+470円)
大幅反発。
前日は前引け後の第3四半期決算発表後に乱高下の動きとなったが、地合いが落ち着いた本日は買い優勢の展開になっている。
通期経常利益は従来予想の7100億円から9300億円に上方修正、つれて、年間配当金も800円から1200円に引き上げ。
今期3度目の増配となる。
今決算での増配発表は見送られるとの見方もあっただけに、ポジティブなインパクトが優勢。
前日終値ベースでの配当利回りは13%の水準にまで達している。
任天堂 (T:7974):58650円(+2500円)
反発。
前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は2526億円で前年同期比10.0%増益となり、3四半期ぶりの増益に転じている。
通期予想は従来の5200億円から5600億円、前期比12.6%減に上方修正、市場予想並みの水準に引き上げている。
Switchのソフト販売本数引き上げ、為替前提の変更などが背景。
サプライズは限定的だが、1月発売の「Pokemon LEGENDS アルセウス」の寄与による上振れ期待なども残す状況に。
UACJ (T:5741):2376円(-360円)
急落。
前日に第3四半期決算を発表、10-12月期経常利益は102億円で前年同期比5.1倍となり、通期予想は400億円を据え置いている。
ただ、在庫評価益を除いた通期の調整後経常利益は210億円から180億円に、実質減額修正している。
米国での操業トラブルに加え、原材料費上昇の影響を織り込んでいるもよう。
同利益は上期の132億円に対して下期は48億円の見通しであり、収益モメンタムの悪化をネガティブ視する動きが優勢。
花王 (T:4452):5352円(-378円)
大幅続落。
前日に21年12月期の決算を発表、営業利益は1435億円で前期比18.3%減益となり、従来計画の1770億円を下回る着地に。
1670億円程度の市場コンセンサスも下振れている。
原材料費上昇や在庫処分などの影響が響いたもよう。
22年12月期は1600億円で同11.5%増益に転じる見通しとしているが、市場コンセンサスは1800億円超の水準であり、ネガティブに捉える動きが優勢となっている。
古河電工 (T:5801):2170円(-173円)
大幅続落。
前日に第3四半期の決算を発表、10-12月期営業損益は22億円の赤字に転落、通期予想は従来の200億円の黒字から130億円の黒字、前期比54.2%増に引き下げている。
自動車部品・電池が懸念されたとおりに苦戦したほか、光ファイバーや電子部品なども下振れのもよう。
とりわけ、光ファイバーの生産性改善の遅れなど、同社固有の問題などがクローズアップされる状況にもあるもよう。
セイファート (T:9213):992円(-)
公開価格(1120円)を8.0%下回る1030円で初値を付けた。
会社設立は91年7月11日。
主な事業は美容業に関する広告求人サービスや紹介。
派遣サービス、教育サービスも手掛ける。
21年12月期の営業利益予想は前期比3倍の2.56億円。
広告求人サービスで新規顧客や休眠顧客を開拓し、利益拡大を目指す。
紹介・派遣サービスなども堅調に推移する見通し。
第3四半期累計の実績は1.97億円だった。
メルカリ (T:4385):3810円(-380円)
昨年来安値。
22年6月期第2四半期累計(21年7-12月)の営業損益を17.74億円の赤字(前年同期実績13.70億円の黒字)と発表している。
フリマアプリ「メルカリ」や決済サービスの「メルペイ」が順調に成長して売上高は47.7%増の711.91億円に拡大したが、売上原価が248.44億円に膨らんだことが響いた。
通期予想は非開示。
第1四半期は8.49億円の黒字だっただけに、赤字転落で失望感が広がっているようだ。
佐渡汽船 (T:9176):212円(+9円)
反発。
一部メディアが「みちのりホールディングス(東京・千代田)傘下で経営再建をめざすことが3日、わかった」と報じ、買い材料視されている。
報道によると「約15億円の出資を受け、子会社となる方向で最終調整している」という。
みちのりHDはバスなどの交通事業を傘下に持つ。
佐渡汽船の21年12月期の営業損益予想は19.76億円の赤字。
第3四半期末には22.99億円の債務超過となっていた。
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