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概要:[ニューヨーク/ロンドン 13日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、米銀シリコンバレーバンク(SVB)の経営破綻を受け米連邦準備理事会(FRB)は利上げペースを緩めるとの見方が台頭し、ドルが下
[ニューヨーク/ロンドン 13日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、米銀シリコンバレーバンク(SVB)の経営破綻を受け米連邦準備理事会(FRB)は利上げペースを緩めるとの見方が台頭し、ドルが下落した。
シリコンバレー銀行の破綻がより広範な金融危機を引き起こす恐れがあったため、米当局は12日に銀行システムの信頼性を高める緊急措置を発動。バイデン米大統領はこの日、シリコンバレー銀とシグネチャー銀行の破綻に絡み演説し、米銀行システムは「安全」と言明し、国民の懸念払拭に努めた。
こうした中、米2年債利回りは4.016%に57.2ベーシスポイント(bp)急低下。1日の低下としては1987年の「ブラックマンデー」以来の大きさとなった。
ドル相場の押し上げ要因となってきた短期債利回りが急低下したことで、主要6通貨に対するドル指数は0.59%下落。
スコシアバンク(トロント)のチーフ外為ストラテジスト、ショーン・オズボーン氏は「ここ数日の動きは金融リスクという極めて重要な性質を持っているにもかかわらず、安全資産や流動性の観点からドルに買いが入ることはなかった」と指摘。「これは市場でFRBの金利見通しが再評価されていることがおおむね反映されている」と述べた。
CMEのフェドウオッチによると、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが見送られる確率は43.9%。1週間前は同程度の確率で0.50%ポイントの利上げが予想されていた。
FRBの金利の道筋とインフレ対応の行方の手がかりを得ようと、市場は14日に発表される消費者物価指数(CPI)に注目。スコシアバンクのオズボーン氏は「CPIが予想以上に上昇すれば、若干のリスクになる」とし、「米国では労働市場がなお極めて引き締まった状態にあり、賃金上昇率も高く、インフレ率はFRBの目標をなお上回っている。利上げを実施する論拠はまだ極めて強い」と述べた。
シリコンバレー銀の破綻を受け、円など安全資産と見なされる通貨に買いが入り、円は対ドルで1.26%高の133.33円。
ユーロは対ドルで0.79%高の1.0727ドル。欧州中央銀行(ECB)理事会を16日に控え、一時は1.0737ドルと、約1カ月ぶりの高値を付けた。
ノルデアのチーフアナリスト、ナイルズ・クリステンセン氏は、ECBは0.50%ポイントの利上げを実施すると予想されているとし、「ECBがどの程度タカ派的になるかが注目されている。ECBは今後さらに利上げを行うと示唆すると見られている」と述べた。
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