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途上国債務再編、債権国と世銀・ＩＭＦが交渉停滞の打開策で合意
概要：国際通貨基金（ＩＭＦ）・世界銀行の春季会合に合わせてワシントンで１２日に開かれた途上国債務に関する円卓会議で、債権国と債務国、国際金融機関は停滞した債務再編交渉を進展させるため、情報共有を改善し、明確な時間表を組むなどの措置を講じることで合意した。
４月１２日、 国際通貨基金（ＩＭＦ）・世界銀行の春季会合に合わせてワシントンで開かれた途上国債務に関する円卓会議で、債権国と債務国、国際金融機関は停滞した債務再編交渉を進展させるため、情報共有を改善し、明確な時間表を組むなどの措置を講じることで合意した。
［ワシントン １２日 ロイター］ - 国際通貨基金（ＩＭＦ）・世界銀行の春季会合に合わせてワシントンで１２日に開かれた途上国債務に関する円卓会議で、債権国と債務国、国際金融機関は停滞した債務再編交渉を進展させるため、情報共有を改善し、明確な時間表を組むなどの措置を講じることで合意した。
世銀、ＩＭＦ、２０カ国・地域（Ｇ２０）議長国のインドが発表した共同声明によると、参加国は「Ｇ２０共通枠組み」での議論を含め、債務再編プロセスの加速・合理化に向けて取るべき行動について主に話し合った。
共通枠組みで債務再編を目指すザンビア、ガーナ、エチオピアに関しては最終合意が先送りされたままとなっている。ただ、共通枠組みの対象ではない中所得国スリランカについて中国が支援への協力に合意したことは、ガーナなどの問題の進展に弾みを与える可能性があると専門家は指摘する。
声明によると、円卓会議の参加国はマクロ経済予測や債務持続性評価などの情報共有を早期に改善する必要性について見解が一致。中国などの債権国が情報が少ないことに不満を示したことを踏まえ、ＩＭＦと世銀は債務再編の全ての段階における情報共有について早期にガイダンスを公表する予定。
参加国はまた、債務再編において国際開発金融機関が譲与に近い条件での融資を「供給超過」にすることで果たせる役割についても協議した。
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