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アトランタ連銀総裁、昨年５月のＦＯＭＣ前の禁止期間に複数回の取引
概要：米アトランタ連銀のボスティック総裁は昨年５月の米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）会合前の金融取引が禁止されている期間に複数回取引を行ったことを明らかにした。同総裁は2020年にも禁止期間に取引を行っていたと昨年公表していた。
米アトランタ連銀のボスティック総裁は昨年５月の米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）会合前の金融取引が禁止されている期間に複数回取引を行ったことを明らかにした。同総裁は2020年にも禁止期間に取引を行っていたと昨年公表していた。
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15日に公表されたアトランタ連銀の財務情報開示文書によると、ボスティック総裁の運用担当者が22年５月２日に上場投資信託（ＥＴＦ）19本の売買を行った。翌３日から２日間の日程で開かれたＦＯＭＣ会合では0.5ポイントの利上げが決まった。この時、ボスティック総裁にはＦＯＭＣの投票権はなかった。
ＦＯＭＣ会合前の約２週間のいわゆる「ブラックアウト」期間には当局者は取引や公の場での発言を禁止される。
米アトランタ連銀のボスティック総裁
Photographer: David Paul Morris/Bloomberg
ボスティック総裁は20年３月と４月にもこのルールに違反していた。同総裁はこの取引を行ったのは「マネージド・アカウント」で投資一任契約を結んだ金融アドバイザーだと主張した。
同総裁は15日の開示文書でも同様な主張を行った上で、自分と妻は裁量権を持たないマネージド・アカウントに資産を有していたと説明した。夫妻は昨年、マネージド・アカウントから全ての資産を引き揚げた。
取引はブラックアウトの対象になると同総裁が認識する前に行われた。既にアトランタ連銀と連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）の倫理担当者、ＦＲＢ監察総監（ＩＧ）に取引を報告したという。ＩＧはこの問題の調査を進めている。
開示文書によると、取引の規模は1001－５万ドル（約14万－700万円）だった。
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