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英老舗アストンマーティン、ＥＶ技術で米新興ルーシッドと提携
概要：高級車メーカーの英アストンマーティンは、電気自動車（ＥＶ）技術で米ルーシッド・グループと提携する。サウジアラビアの政府系ファンド（ＳＷＦ）がいずれも出資する老舗メーカーと新興ＥＶメーカーがタッグを組むことになる。両社が26日、明らかにした。
高級車メーカーの英アストンマーティンは、電気自動車（ＥＶ）技術で米ルーシッド・グループと提携する。サウジアラビアの政府系ファンド（ＳＷＦ）がいずれも出資する老舗メーカーと新興ＥＶメーカーがタッグを組むことになる。両社が26日、明らかにした。
アストンマーティンはルーシッドに対して現金と株式で２億3200万ドル（約330億円）相当を支払い、パワートレイン部品の供給を受ける。アストンマーティンは独高級車メルセデス・ベンツグループとの複数年にわたる提携も延長したが、今後は新規株式を割り当てることはせず、現金でメルセデス・ベンツに支払う。メルセデス・ベンツはすでに約９％のアストンマーティン株式を保有している。
発表を受けて、アストンマーティンとルーシッドの株価はそれぞれ一時約15％急伸した。
アストンマーティンのローレンス・ストロール会長は発表文で「今回のルーシッドとの供給契約は、ＥＶが主導する当社の将来の成長にとってゲームチェンジャーになる」と述べた。
アストンマーティンは長年、財務不安を抱えており、ストロール氏の経営再建への取り組みは３年目に入った。同社はストロール氏が2020年初めに救済して以降も複数回にわたって増資が必要となり、直近では中国の浙江吉利控股集団とサウジのパブリック・インベストメント・ファンド（ＰＩＦ）が大株主となった。
ブルームバーグがまとめたデータによると、ＰＩＦはルーシッドの約49％、アストンマーティンの18％を所有する。ルーシッドは最近、ＰＩＦが同社の61％近くを所有していると述べていた。
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