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ゴールドマン元共同会長コーザイン氏、ヘッジファンド閉鎖へ
概要：ジョン・コーザイン氏は先物ブローカーのＭＦグローバル・ホールディングスの経営破綻後に立ち上げたヘッジファンドを閉鎖する。米史上最大級の破綻からの再起を目指したコーザイン氏の取り組みに終止符が打たれる。
ＪＤＣーＪＳＣはＳＥＣ登録抹消、投資家に資金を返還へ
コーザイン氏はＭＦグローバル破綻時のＣＥＯ
ジョン・コーザイン氏は先物ブローカーのＭＦグローバル・ホールディングスの経営破綻後に立ち上げたヘッジファンドを閉鎖する。米史上最大級の破綻からの再起を目指したコーザイン氏の取り組みに終止符が打たれる。
米証券取引委員会（ＳＥＣ）のウェブサイトによると、ニューヨークを拠点とするコーザイン氏の資金運用会社ＪＤＣーＪＳＣは、９月22日付でＳＥＣへの登録が抹消となった。同社の唯一の投資ビークルである「ＪＤＣ－ＪＳＣオポチュニティー・マスター・ファンド」の総資産は昨年末時点でレバレッジを含めて約５億1000万ドル（約756億円）だった。
コーザイン氏（76）は電子メールで配布した発表文で「私はオポチュニティー・ファンドを閉鎖し、投資家に資金を返還すると決断した。当社のチームに対し過去数年間の懸命な仕事ぶりと献身に感謝している」と記した。
ゴールドマン・サックス・グループの元共同会長であるコーザイン氏は、2010年にＭＦグローバルのトップに就任する前、米上院議員やニュージャージー州知事も務めていた。コーザイン氏は先物ブローカーのＭＦグローバルをウォール街の大企業に飛躍させたい考えだったが、欧州ソブリン債への自己勘定取引に絡み資金不足に陥り、同社は11年に破綻に追い込まれた。
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