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概要:午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、若干ドル高/円安の109円後半。ドルは国内勢の買いや27日のジャクソンホール会議を控えたポジション調整の動きに支えられ、米長期金利が低下したにもかかわらず底堅さを保った。
[東京 25日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、若干ドル高/円安の109円後半。ドルは国内勢の買いや27日のジャクソンホール会議を控えたポジション調整の動きに支えられ、米長期金利が低下したにもかかわらず底堅さを保った。
8月25日、後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ若干ドル高/円安の109円後半だった。イエメンで6月撮影(2021年 ロイター/Fawaz Salman)
商業決済が集中する五・十日のきょうは、国内勢の買いが先行し、ドルは午前11時過ぎに一時109.87円まで上昇した。また、27日のジャクソンホール会議を控えたポジション調整(ユーロの売り戻し、ドルの買い戻し)の影響で小じっかりだった。
ユーロ/ドルは1.1758ドル付近から1.1734ドル付近へと下落。ポジション調整のほか、アジア株が全般に弱含んでいることが背景。
市場の関心は、27日のジャクソンホール会議でパウエルFRB(米連邦準備理事会)議長が新型コロナデルタ株の感染拡大が景気に与える影響に配慮し、資産買い入れの縮小(テーパリング)開始延期を示唆するような発言をするかどうかに集まっている。
「市場はテーパリング前倒しの可能性が低いことを前提としたポジショニングだが、FRBは資産インフレを懸念しており、議長がこれまで以上にハト派的になる必然性はないように思える」(国内証券)との意見が聞かれた。
リフィニティブによれば、米10年国債利回りは一時1.3036%付近まで上昇したが、足元では1.2885%付近まで低下した。しかし、米長期金利の低下はドルの下押し材料とはならなかった。
ドルの強さはまちまちで、対オセアニア通貨に対しては昨日から弱含んでいる。
前日の海外市場では、原油価格が続伸したことに加え、ニュージーランド準備銀行(RBNZ、中央銀行)が前週利上げを検討していたことが伝わり、資源国通貨が全般に上昇、ドルは下落した。
RBNZのホークスビー総裁補は24日、中銀が先週、利上げを見送ったことについて、ロックダウン(都市封鎖)導入日になぜ利上げを実施するのか説明が難しかったことが主因だと発言、50ベーシスポイント(bp)の利上げも検討していたことを明らかにした。
NZドル/米ドルは0.6944ドル付近と前日の高値圏での取引となっている。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 109.70/72 1.1741/45 128.81/85
午前9時現在 109.72/74 1.1750/54 128.95/99
NY午後5時 109.62/65 1.1753/57 128.93/97
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