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概要:東京株式市場で日経平均は3日ぶりに小反落した。朝方には上昇していたものの、今週米国で開かれる年次経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)を控える中、様子見ムードが強まり徐々に値を消す展開となった。
[東京 25日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は3日ぶりに小反落した。朝方には上昇していたものの、今週米国で開かれる年次経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)を控える中、様子見ムードが強まり徐々に値を消す展開となった。
8月25日、東京株式市場で日経平均は3日ぶりに小反落した。朝方には上昇していたもののジャクソンホール会議をを控える中で様子見が強まり徐々に値を消す展開となった。都内で昨年12月撮影(2021年 ロイター/Issei Kato)
当初は景気敏感株を物色する流れが見られたが、後場は前日終値(2万7732円10銭)近辺での一進一退の値動きに終始した。
前日の米国株式市場はS&P総合500種とナスダック総合が最高値を更新。これを受け、朝方の東京株式市場も買い優勢で始まり、前営業日比165円62銭高の2万7897円72銭で高値を付けた。その後は利益確定売りで伸び悩んだ。
TOPIXは3日続伸し0.08%高。東証1部の売買代金は2兆1187億9200万円。東証33業種では、鉄鋼、輸送用機器、鉱業、非鉄金属などの17業種が値上がりし、小売業、パルプ・紙、化学工業などの16業種が値下がりした。
市場では「欧米株などの外部環境が好感され朝方は強かったが、その後はほとんど動かないような状態が続いた」(みずほ証券のマーケットストラテジスト、倉持靖彦氏)との声が聞かれた。新型コロナウイルス変異種「デルタ株」の感染拡大や、政局の不安定化への懸念が国内で根強い中でジャクソンホール会議を控えているため、手掛かり材料のない日本株の上値は追いづらいという。
個別では、エムスリー、ファーストリテイリング、東京エレクトロン、テルモなどが軟調。塩野義製薬、ファナック、トヨタ自動車、ソフトバンクグループなどは上昇した。
東証1部の騰落数は、値上がり1010銘柄に対し、値下がりが1061銘柄、変わらずが119銘柄だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 27724.80 -7.30 27768.13 27684.05─27897.72
TOPIX 1935.66 +1.46 1937.92 1933.80─1946.92
東証出来高(万株) 91254.00 東証売買代金(億円) 21187.92
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