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概要:東京株式市場で日経平均は小幅に反発した。今週米国で開かれる年次経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)を控える中、引き続き様子見姿勢が強い展開となった。
[東京 26日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は小幅に反発した。今週米国で開かれる年次経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)を控える中、引き続き様子見姿勢が強い展開となった。
8月26日、東京株式市場で日経平均は小幅に反発した。今週米国で開かれる年次経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)を控える中、引き続き様子見姿勢が強い展開となった。都内で2019年撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
経平均は朝方に反発したものの、アジア株安につれて値を消した。後場でも前日終値(2万7724円80銭)近辺での一進一退に終始し、大引けにかけて再びプラス圏に浮上するなど方向感に欠いた。
25日の米国株式市場では、マイナス要因が見当たらない中、主要3指数ともそろって上昇。S&P総合500種とナスダック総合は再び最高値更新となった。
日経平均は米株高が支えとなり朝方に小高く反発してスタート。半導体関連の一角や空運株を始めとするリオープン(経済再開)銘柄を物色する動きがみられた。ただ、上海総合指数や香港ハンセン指数などのアジア株が下げ幅を拡大する場面では日経平均も連れ安となり、上値を追う展開にはならなかった。
日経平均はこのところ米株よりアジア株との連動性が高まっているといい、市場では「新型コロナウイルスの感染状況を巡っては、日本は米国よりアジアに近いことが理由として考えられる」(国内証券)との声が聞かれた。
TOPIXは4日ぶりに反落し0.02%安。東証1部の売買代金は2兆0060億7000万円と低調だった。東証33業種では、空運業、鉄鋼、陸運業、銀行業などの20業種が値上がり。パルプ・紙、その他製品、化学工業などの13業種は値下がりした。
個別では、東京エレクトロン、アドバンテスト、NTTデータ、キッコーマンなどが大幅高。ファナック、リクルートホールディングス、塩野義製薬、ソニーグループは利益確定売りに押され軟調だった。
そのほか、半導体関連のレーザーテックは3.95%高で東証1部の売買代金トップ。前日の米国株式市場でフィラデルフィア半導体指数(SOX)が上昇したことなどが好感された。
東証1部の騰落数は、値上がり1260銘柄に対し、値下がりが826銘柄、変わらずが103銘柄だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 27742.29 +17.49 27793.63 27,684.50─27,828.28
TOPIX 1935.35 -0.31 1939.42 1,930.85─1,940.45
東証出来高(万株) 86075.00 東証売買代金(億円) 20060.70
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